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池波正太郎『男の作法』から学ぶ、カッコいい男とは

男なら誰だってカッコいい男になりたいと思うだろう。いや、男ならそう思わなければならない。なぜなら、女に好かれるとかそういうことではなく、男として生まれてきたからには、男としての生き方があるからだと思うからだ。決して男尊女卑とか、そんなことは思っていない。

先日、本が入っている箱を久しぶりに開けてみると、懐かしい1冊が出てきた。
池波正太郎が書いた『男の作法』だ。タイトルがいかにもなんだが、学生時代にこれを読んだ僕の衝撃は今も忘れられない。

改めて読みなおした今、男の作法から学べた男の在り方を僕なりに考えてみた。

 

『男の作法』とは

『剣客商売』などの数々の名作・名著を数多く残したのが池波正太郎だ。男の作法は、池波正太郎が語る「男とは……」について、書かれたものである。僕は、この本を確か雑誌のPOPEYEで紹介されているのがきっかけで、読んだのだ。

そこに書かれていることは、お寿司や天ぷらの食べ方。スーツやネクタイの選び方。家の住み方。挙げればキリがない。本の中で述べられていることは、本当に35年前に出版されたのかと思うほど、新鮮さを帯びている。

男なら誰もが読むべきだと思っている。もしかしたら、学校の教科書より大事なんじゃないかと今も信じ込んでいる(笑)。

僕が衝撃を受けた『男の作法』

僕が初めて読んだときに衝撃を受けたのには理由がある。この本には、僕の親や周りにいる大人が教えてくれたことがなかった世界があると知ったから。
知らない世界を知れる喜びは、赤ちゃんや小さい子どもだけじゃない。大人になってからも、頭を打たれるかのような衝撃があると、それをすぐやってみたくなる。そう気づかせてくれたのが、男の作法なのだ。

少し紹介したい。
例えば刺身の食べ方。僕は今まで、周りの大人と同じような方法で食べていた。その食べ方は、醤油を注いだ皿に、ワサビを溶かしていただくというもの。それが当たり前だったけど、男の作法で紹介されている食べ方は違う。

その食べ方とは、刺身の上にワサビをのせていただくというもの。こうすれば、醤油が汚れないし、ワサビの香りも抜けないらしい。

すぐに僕はそれを試した。するとどうだろう。本当にワサビの香りが爽やかなまま、白身や赤身、油の多い刺身も最後まで美味しく食べられるようになった。
今まで食べてきた刺身は何だったんだ……と思ってしまった。でも、決してそれは魚が悪いのではなく、僕自身の食べ方が悪いことに気づけた瞬間でした。

尊敬する大人は、みんな『男の作法』から男を学んだ

僕には、ありがたいことに、たくさんの素敵な尊敬できる大人の方々がいる。その方々は食べ方や話し方だけでなく、動作まで何もかも美しいのだ。僕もいつも、勉強させてもらうつもりでお付き合いをさせてもらっている。

その中で、もう80を過ぎた方がいる。僕が、おじいちゃんと呼べないのは、今も銀座で食事を楽しんだり、歌を歌ったり、若い人と時間を過ごすことを忘れていない姿勢がそこにはあるからだと思う。

僕を食事に連れて行ってくださったときに訊ねてみた。池波正太郎が書いた、男の作法を知っていますか?と。やはりその方は知っていて、あの本は、男として世の中で生きていくために必要な本だから、大事にしなさいと言ってくださった。

印象的だったのは、その方が

「僕らも大人からいろいろなことを学んだが、その大切なことの全てを池波さんが本にしてくれたんだ」

と仰っていたこと。僕は、あの本に書かれているのは、古いこともあるけど、それ以上に男として生きるために必要なことが書かれた教科書なんだと気がついた。

自分で知るしかない

今の世代。特に僕らのような20代は、大人の方から何かを学ぶということが少ないような気がする。なぜか?大人から何かを言われることに煩わしさを感じていることが原因だと思う。
僕らは大人を避けるし、大人はそんな僕らに愛想をつかしている。

つまり、知りたい人には教えるというスタンスに変わりつつある今、自分から学んでいく姿勢がとても大切だと気がついた。まず、人に聞く前に自分が学ぶ。そのために、この『男の作法』は本当になくてはならない存在なのだ。

最後に……

僕はみんな、特に男にはこの本を読んでもらいたいと思っている。でも、決して読むだけではだめなのが本というもの。読んだうえで初めて学ぶことがたくさんあって、それを実際に行動に移して気がついたことを次の機会に繰り返していくことに意味がある。

男を磨くということは、練習と同じで決して怠ってはいけないこと。すぐに元通りになってしまう。せっかく男に生まれたからには、カッコよく生きたいものだ。
カッコいい男は、生まれながらにしてカッコいいわけではない。みんな陰で努力しているのだ。

僕はこの本を開くたびに、いつも思う。カッコいい男に近づけているか?と。
答えはまだでていないけど『男の作法』を片手に努力している途中だ。

 

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アキラ
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