メッセージ

読書嫌いの僕が、3年で約500冊の本を読んで分かった読書の大切さ9選。

「読書をしなさい」

この言葉をどれほど親から聞かされたことだろうか。大学入学を機に1人暮らしをするまで、ずっと言われ続けていたと記憶があります。それでも僕は読書にまったく興味がありませんでした。漫画のようにスラスラ読めない、文字だらけの物体くらいにしか、本のことを思っていなかったんだと思います。

僕が大学1年生の秋から、3年で約500冊の本を読むことになったのは、あるきっかけがあったからです。その後の僕の学生生活は、まさに本とともにあると言っても過言ではなく、現在もそれは変わりません。読書嫌いだった僕が、読書好き、本の虫になって変わったこと、読書の大切さをお伝えしようと思います。

僕が本を読み始めたワケ

2013年の夏に公開された宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』がきっかけでした。僕はその映画に感動し、上映期間中に3回は見に行った記憶があります。映画タイトルの『風立ちぬ』は、堀辰雄の原作がベースになっており、当然、映画と原作は内容がすべて一緒ということはないはずなのですが、僕は原作が読みたくなりました。

僕はなぜか読書嫌いなのに本はハードカバーで読みたい、文庫サイズの本は嫌だという変なプライドがあったのです。でも、出版された年は今から80年以上も前。ハードカバーなんて当然ありません。僕は当時、愛知県の長久手という場所に住んでいたのですが、名古屋市を結ぶ地下鉄の終着駅に藤が丘という駅がありました。

ある日、駅から歩いて5分くらいのところに古書店があるのを見つけたのです。そこが僕の学生生活と現在に結びつく原点になるわけですが、とにかくたくさんの本が棚に並べられているのが外から見て分かり、ここならもしかして……と期待して入ると、店主の案内でやはりありました。それは堀辰雄の全集で5冊あるものでした。それを購入して、読んだ僕は衝撃を受けたのです。

「文字しか書かれていないのに、どうして景色や主人公たちの姿をこんなに想像できるのだろう?読書って、すごく楽しい」

と思うようになったのです。その古書店は本が約3万冊あるお店だったのですが、僕はアルバイト代の半分を毎月そこで使うようになっていました。店主のおじいさんも、僕のような若者が本を買いに来てくれていたのが嬉しかったらしく、本の読み方や生きるうえで大切なことをたくさん教えてもらうようになりました。

それまで、本なんか読まないし、あっても枕の代わりにしていた僕がどこにでも本を持ち歩くようになり、読むように変わった僕の姿を見て、当時の恩人や友人は口をそろえて驚いていたのを今も覚えています。そんなきっかけがあって、僕の暮らしに読書が欠かせないようになりました。
では、僕が読書から学んだことという本題に入ろうと思います。

想像力がつく

読書とは何か?こう聞かれると、僕は決まってこう言います

「読書は頭で考えながら、想像しながらするもの」

本は漫画のように絵があるわけではありませんし、テレビのように誰かが話してくれるものでもありません。本は目の前に並ぶ文字と静かに向き合うものであって、そこにサスペンスやロマンス、自己啓発のようなジャンルが紐づいているにすぎません。

想像力をつけるという点では、ビジネス書よりも小説でなければいけません。小説の場合、最後まで読まないと、すべてのストーリーがつながっていないことも多く、一冊のなかで、何年間という時が動いている小説もあります。登場するキャラクターのセリフも多いことで、自分もその場面に入り込んだかのような感覚になっていくこともできるようになります。

すると、自然と想像力、イメージする力が養われます。想像しながら暮らしをすることはとても大事です。例えば、八百屋に行って、店に置かれているたくさんの野菜を目の前にしたとしましょう。その野菜を使ってどんな料理ができるかというイメージは、想像力がなければできません。キャベツならロールキャベツに、というような。

しかし、怖いのは、想像力が一歩を踏み出す機会を妨げかねないという点です。人間は動物の中で唯一、想像力を働かせながら生きることができる動物らしいです。それは脳が他の動物にくらべ発達しているからなのですが、想像できるからこそ、今からやろうとしていることに対して、やってもいないのにできないと決めつけてしまうのは、想像力が働いてしまっているからです。

あなたの周りにもいませんか?これやります。あれやります。口では言うけれど、できない人が。おそらく、その人たちも勝手に言ったことに対しての想像ができて怖くなり、結局のところ動くのが嫌になってしまっただけなんだと思います。なので、想像力がつくのが読書の魅力のひとつではありますが、時には注意も必要と言えます。

年長者たちと対等に話ができる

読書をすると今まで自分になかった知識が身につきます。僕はありがたい話で、年上の先輩方と時間を過ごすことが多いのですが、そのほとんどが50~60代、中には80代の方もいます。僕は、まだ20代前半ですから、世の中のことなんか全く分かってないといってもいいかもしれません。でも、予習はできます。それが読書です。

これは次に詳しく説明しますが、本は1冊に膨大な知識が詰まっています。そのほとんどは自分が知らないことばかりですから、僕はそれを素直に取り入れて、暮らしのなかに取り入れるようになりました。すると今度、その先輩方と話をしたり、食事に連れて行ってもらったりした時に、読書で学んだ本の知識が自然に出るようになります。それは、話の内容や食べ方の作法なんかです。すると、年上の先輩方の大抵は、こう驚きます。

「君、よくそんなことを知ってるね」と。

自分たちよりも年下の、ましてや20代の若者が知ってることじゃないと喜んでくれます。そして、僕が知った理由を聞きたがるので「この本で知ったんです」と言うと、年上の先輩方は、やはりその本を知っていて、読んだことがあるのです。そして、自分が読んだ時のことを僕に話してくれます。僕の場合は、リアルタイムや直近で読んだばかりなので、本の情報が頭の中に記憶としてインプットされています。だから「その話はこれですね」とか「こういうことも書いてありましたよ」と不思議と話ができるようになるんです。

間違ってほしくないのは、年長者に媚を売るために僕が読書をしているわけではないということ。
そんなことは、僕よりも2倍、3倍の人生を歩んで、たくさんの人たちと関わってきた年長者からすれば、見ただけで分かります。自分で言うのもなんですが、僕は年上の方から好かれやすい性格みたいです。その理由は、そんな人生の先輩たちの話に好奇心と素直さを持って、一緒に時間を楽しんでいるからだと思います。そうなれたのは、本を読むようになってからのことでした。

先人たちの知恵を借りられる

最近話題になっている本で、吉野源三郎さんの『君たちはどう生きるか』という本があります。あの本が出版されたのは、今から80年以上前のこと。そんな昔の本が現在まで残って、今さらになって話題になる理由を考えたことはありますか?僕はこう考えます。

「時代に関わらず、生きるうえで大切なことが書いている」

説明すると、大切なことは語り継がれて、後世に残されているということです。僕もあの本に好きな内容があります。それは、主人公のコペル君におじさんが言った、世の中の考え方を天動説と地動説に例えた話です。それは今も僕の中の戒めですし、その内容が80年以上前の本であろうが、今日発売された本かどうかなんて関係ないんですよね。

良い本は時代を超えて残り続けることは間違いありません。ましてや、日々なんとなく暮らしていたってエジソンじゃあるまいし、そんなアイデアは簡単に浮かびませんよね?そんなときに一役買うのが読書です。作者が心血を注いで書いた知識の宝箱のような本を僕たちは、ハードカバーなら一冊1500円、文庫ならその半額の値段で手に取ることができます。

その辺の怪しいセミナーに通いまくるよりも、本を手に自分自身と向き合っているほうが有益な時間に思えてなりません。

書くことが好きになる

本を読んでいるだけで、なんでそうなるんだよ(笑)。こういう声が聞こえてきそうですが、よく考えてみてください。読書って漢字で、どう書きますか?読んで、書くですよ。読んでいるだけでは読書でなく、自己満足なだけなんですよね。書きたい欲求が芽生えてこそ、読書の醍醐味だと、僕は考えています。書くのは、実際に紙や原稿用紙にでもいいかもしれませんし、ブログやnote、アメブロのようにWebを使って文章を発信するのも一つの手段といえます。

これは、ある作家さんが本を書き始める前にアメリカ人の友人との話なのですが、友人に趣味を聞かれ、作家さんは読書と答えたそうです。すると友人は、書いたものを見せてくれと言ったらしく、反応に困っている作家さんにアメリカ人の友人が一言……

「趣味は自分でやって、初めて趣味と言えるんだ。読書という漢字はどう書いてあるんだい?

日本語も分かるアメリカ人だからこその答えですよね。読んでいるだけでは読書じゃない。読んで書く、それを自分でやってこそ、読書だということを伝えたかったようです。

ましてや、今はスマホが暮らしに無くてはならない存在になりました。僕もそうですが、手紙など、意識的に書く習慣を暮らしに取り入れないと、本当に文字が書けなくなります。だって、フリック入力で簡単に文字を打ち込めるのですから。だから、書きましょう(笑)。楽しいですよ。

行動家になる

ここで質問ですが、8:2の法則をご存じですか?行動に法則を当てはめると、どんな物事でも、やらない人:やる人が、8:2に分かれるという考え方です。この考え方は、あながち嘘ではなくて、本当だと僕は思っています。人なんて素直なわけありません。僕もまだまだですし。

でも、読書をしている人って、日々を何も考えずに過ごしている人に比べれば、知識欲が少なからずあります。
例えば「この本オススメだよ!」と友人からオススメされたとしましょう。それを8:2の法則に当てはめます。

その本のことを調べない人:調べる人 → 8:2
その本を買う人:買わない人 → 8:2
買った本の感想を伝えない人:伝える人 → 8:2

というように分けられます。ここで面白いのは、2の人たちもさらに8:2に分けられるということです。せっかく行動に移した人でも、それをすぐやるのかどうかということです。例に出したものであれば、友人にオススメされた本をすぐ買うのか、一週間後に買うのかのように。

世の中って面白いですよね。だから、僕もどんどん行動に移せる人間になりたいといつも考えていますし、少しずつではありますが、実行中です。
やってもいないのに評論家気取りが一番カッコ悪いですよ。やってから後悔しましょう。僕もそんなこと数を挙げればキリがないです。

「でも、人に笑われるのが恥ずかしい……」という声も聞こえそうですが、安心してください。
人のうわさも75日、ということわざがありますよね?だから大丈夫です。たいていの人なんかそんなに長く、うわさにすることなんてありませんから(笑)。そんな長いこと、その話をしている人がいたら、その人はよっぽど暇か寂しがり屋なだけです。

一度きりの人生、そんな馬鹿に付き合っている暇なんか、行動している人間にはありません。だってやりたいことがたくさんあるんですから。

聞き上手・話し上手になれる

本を読む人の中で多いのが、聞き上手・話し上手な人です。なぜそうなるか?聞き上手になる理由は、読書によって知識欲があるから。自分が知らないことは知りたがるし、聞きたがるようになりますよね?だから、相手も話してくれます。仮に知っている内容であっても、自分と違う意見を取り入れる寛容さも持っている人が多いので、読書家は聞き上手が多いんです。

次に話し上手になる理由は、読書によって得た知識によって、あらゆるジャンルの会話に対応できるからです。僕は……というより、誰しもそうですが、興味の無い話って聞くのが辛いと思う人が多いと思います。でも、その話を知っていたら、そんな気持ちは出ることがありません。一緒に楽しい時間を過ごせることでしょう。一見、矛盾してそうに見えますが、興味のないと思われるような話も読書家は喜んで聞きます。だって、みんな勉強家ですから。

読書好きって、本だけじゃなくて、人も大好きなんです。

人に興味を持つようになる

一度、自己啓発というジャンルの本にハマったことがあります。やっぱり、学生の頃は知らないことだらけだから、その内容の衝撃さといったらありません。
例えば、同じ金額で居酒屋で騒ぐなら、一流ホテルのラウンジでコーヒーを楽しむほうがいいという話が、とある自己啓発書にありました。
これは、僕もやりましたが、本当にその通りなんです。お代わりは持ってきてくれるし、ソファーはフカフカ、贅沢な空間で楽しむコーヒーの味といったらもう最高です(笑)

話がそれましたが、自己啓発書って「~だ」「~ない」みたいに言い切るような書き方の本が多いのですが、そう書いてあっても、自分ではわかりません。だって、書いてある内容を既に自分が常に実行しているなら、そもそもそんな本は読まないからです。自分にないけど、本に書いてある内容をどう実践するか。

自分でやるか、それをやっている人を探すか。この2つしか考えられないと思います。自分でやるには方法が分からないという人は、やっている人を観察したほうが、確実で早いです。観察したうえで、自分に取り入れられることを素直に実践していく。そういう自分磨きを繰り返している人ってカッコいいんです。僕もまだまだですが……少しずつステキな人間になりたいと思っています。

お金持ちやセンスが良い人を、初めからとか運が良いという言葉で切り捨てる人がいますが、僕には理解できません。だって、お金持ちにはお金持ちの、センスが良い人にはセンスが良いための理由が、等しく存在しています。自分がそういう人間になれるかどうかは別として、なぜそうなれたかの理由を探してみたほうが、絶対におもしろいはずです。それを多く感じ取って、自分のモノにしてしまえばいいんです。

最初から諦めてしまうなんて、人生を損しているとしか思いません。好きな言葉があります。

「真似る」の語源は「学ぶ」こと。

人を見る目を養えるきっかけの一つが、読書になります。人を観察して、自分に取り入れて、真似をしましょう。それが学ぶことになる。こんなお得なことありません。

暮らしが一変する

これは人それぞれかもしれませんが、僕の経験をお伝えします。まず、本を読むようになって、持ち物が変わりました。本をどこにでも持ち歩くようになりました。電車のなかでスマホをいじっていたのが、読書に変わるように。

次に人と話すことがいままで以上に楽しくなりました。それまでは、割と自分に近い人としか会話をしないような人間だったのですが、先に紹介したように、人に興味を持つようになったので、誰にでも話しかけられるようになったんです。
これ以上はプライベートな内容になりそうなので、割愛します(笑)。

何が言いたいかというと「今の自分を変えたい!」という人って多いですよね。でも、僕はそのたびに、こう質問します「変わるために何かやってるの?」と。まず、ほぼ全員、何も行動していません。できないじゃなくて、しないだけなんです。それは、危機感が迫っていないから。まだ、心の中に余裕があるから言葉では言っても、体が動かないだけです。

僕は幸い、読書によって少なからず、暮らしが変わりました。

だから、伝えたいです。海外に行けば何かが変わるとか、そういう幻想を抱いているくらいなら、本を読んで自分を磨けと。

相談される人間になる

これは僕が学生時代通った古書店のおじいさんがくれた言葉ですが……

「50になって、人に相談される人間になりなさい」

この言葉の真意は、人生の半分以上を生きてきた50歳という年齢になって、自分の経験や知識を誰かの役に立てられるようになりなさい。そのために今から自分磨きを続けなさい。

こういう意味らしいです。おじいさんが若い頃に恩人から伝えられたことらしく、それを今度は僕に引き継いでくれました。僕も、よくいろいろな相談を受けますが、相談の内容から答えをだそうとはしません。

これは僕の経験上ですが、相談をしてきた人に答えを出しても、決してその人は納得してくれません。答えを知りたいから相談してきてるんではなく、話を聞いてもらいたいだけなんです。
でも、相談を受ける人は、あらゆる知識を持っていないと、話を聞いてあげられません。そのために読書が必要になります。本を読んで、知識を貯めて、自分もそういう人間になろう。僕が50歳になるまでは、あと25年近くあります。50歳になって、人から相談される人間になれという言葉を心に留めて、これからも自分磨きを僕は続けます。その一つの手段が読書なんです。

最後に

読書のことを長々と書いてきました。僕はいつも思います。あのとき、映画から原作に興味を持って、古書店を見つけて、読書が楽しいと思わなかったらどうなっていただろうと。でも、それは、そういう経験があったからこそ思う結果論にすぎません。本を読まないまま、人生を生きていたかもしれないし、どこかで別の理由で読書の大切さを知るかもしれない。

そんなこと、今となっては関係なく、今の自分が読書によって変わったことが、やはり大事なことだと考えています。僕は読書で人生が変わりました。なので、今回の記事では読書の大切さを書きましたが、人生が変わるきっかけなんて……と言ってはなんですが、それが読書である必要はありません。

人生を変えるきっかけを見つけたければ、やっぱり行動するしかないと思います。待っていて、チャンスが巡ってくるほど甘くありません。もっと言えば、チャンスが来ても取り逃すだけだと思います。

それを運のせい、他人のせいにしている人もいますが、そんな悲しい考え方、僕は絶対にしたくありません。自分の人生は全て自分次第。世の中の全ては選択(チョイス)でできていると、僕は考えます。たまたま、僕は読書を選んだ。それだけです。
この記事が僕と同じ読書好き(ブックラバー)が読んでくれるのはもちろん、読書をしたことがないけど、記事を見たから読んでみよう!なんて、一歩を踏み出す機会になってくれれば幸いです。

さぁ、自分の人生を面白く生きましょう。おいしい人生にしましょう。
自分が幸せになるために生まれてきたわけですから。自分が幸せになって、誰かの幸せを願える、手伝えるような人間になりましょう。僕もまだまだ道半ば、これからです。

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アキラ
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管理人のアキラです。 サイトタイトルの『ライフスタイルマガジン』を雑誌だと間違えてしまった方は、ごめんなさい。 「人生とは一冊の雑誌のようなものだ」 サイトのタイトルを考えていた頃、ふとこんなことを思いました。 人にはそれぞれ、様々なライフスタイルがあり、就職や結婚などのライフステージがあります。それらから得た経験や情報をまとめてできあがるものは、まるで一冊の雑誌のようだと感じたのです。 ならば、自分のライフスタイルという情報を、ブログを通じていろんな方に届けられたらいいなという思いで、ライフスタイルマガジンという名前のサイトを作ることにしました。 読書やCDが好きなので、それらの紹介など、皆さんの暮らしをワンランク豊かにできるような情報を書いた記事。そして、これまでのライフステージで経験した話、気づきや学びなどを記事にして発信していこうと思います。 今までと変わらず、気まぐれにいろんなことを書いていこうと思います。 更新頻度はそこまで高くない?かもしれませんが、自分のペースで続けていこうと思います。 あなたの暮らしに、少しでも当サイトがお役に立てますように。 それでは、ライフスタイルマガジンをどうぞお楽しみください!